今やキャンプ用のクッカーは山のように販売されていて、選ぶだけでも一苦労ですよね。
そこでスノーピーク「アルミパーソナルクッカー」を5年使い続けたソロキャンパーがレビューしました!
この記事を読めば
- 「アルミパーソナルクッカー」の使用感
- 5年使って分かった良い点、不満点
- ソロキャンプに向いてるかどうか
こんなことが分かります。
結論から言うと、スノーピーク「アルミパーソナルクッカー」ソロキャンプのおともに最適と言えるほど、使い勝手が良いです。
5年使い続けたソロキャンパーは、どんな良い点、不満点があると感じたのか?
実際に見ていきましょう!
僕が使っているのはリニューアル前のアルミパーソナルクッカーです。
現行のアルミパーソナルクッカーは数mmのサイズ変更がありますが、リニューアル前とほぼ変わりません。
スノーピーク「アルミパーソナルクッカー」の仕様
商品仕様
品名 | アルミパーソナルクッカーセット |
---|---|
品番 | SCS-020R |
価格 | \5,544(税込み) ※スノーピークオンラインストアの価格 |
サイズ | L ポット/φ148×80mm フタL/φ155×36mm S ポット/φ126×76mm Sフタ/φ132×32mm |
重量 | 500g |
収納サイズ | φ155×100mm |
容量 | 1,150ml(Lポット) 550ml(フタL) 800ml(Sポット) 350ml(フタS) |
材料 | 本体/アルミニウム(アルマイト)、ハンドル/ステンレス銅 |
付属品 | メッシュポーチ |
新旧モデルのサイズ違い
品名 | (新)アルミパーソナルクッカーセット | (旧)アルミパーソナルクッカー |
---|---|---|
品番 | SCS-020R | SCS-020 |
価格 | \5,544(税込み) ※スノーピークオンラインストアの価格 | |
サイズ | L ポット/φ148×80mm フタL/φ155×36mm S ポット/φ126×76mm Sフタ/φ132×32mm | L ポット/φ148×75mm フタL/φ157×33mm S ポット/φ128×69mm Sフタ/φ132×30mm |
重量 | 500g | 485g |
収納サイズ | φ155×100mm | φ155×100mm |
容量 | 1,150ml(Lポット) 550ml(フタL) 800ml(Sポット) 350ml(フタS) | 1,000ml(Lポット) 500ml(フタL) 700ml(Sポット) 350ml(フタS) |
材料 | 本体/アルミニウム(アルマイト)、ハンドル/ステンレス銅 | 本体/アルミニウム(アルマイト)、ハンドル/ステンレス銅 |
付属品 | メッシュポーチ | メッシュポーチ |
サイズは数mmの変更、容量は新モデルの方が50ml~150ml増えています。
ほんの少し大きくなっただけで、使いづらくなっくなったということはありません。
アルミパーソナルクッカーの良い点
①使い勝手がいいセット内容
アルミパーソナルクッカーは使い勝手がいいセット内容で、1つあれば大抵のことがこなせます。
Lポットは約15㎝で1人分の鍋料理やカレーを作るのにちょうど良い大きさ。
Sポットは約13㎝でお米を炊いたり、カップラーメンのお湯を沸かすのに最適です。
ソロキャンプでの使用例を挙げると…
Sポット→スープパスタ
フタS→千切りキャベツ、ポテトサラダ
特にフタが食器代わりになるのは非常に便利です。
さらにフタLは直径約16cmあり、ちょっとしたフライパンとしても使えます。
ソロキャンプであれば必要十分なセット内容になっています!
②重ねて収納できて省スペース
Lポットの中にSポットが入るように設計されているため、省スペースで持ち運びが楽です。
違うメーカー同士のクッカーを上手く収納させようとすると、寸法を調べる必要があって手間がかかります。
アルミパーソナルクッカーならバッチリ収まるため、そんな手間はありません。
また、Sポットの中にマグカップや小物類、OD缶と呼ばれるガス缶なども収めることも可能で、スペースを効率よく使うことができます。
③水量を測るメモリが付いている
ポットの内側にメモリが付いているため、水量を正確に測ることができます。
Lポットは300mlと600ml、Sポットは200mlと400mlのメモリが付いています。
カップラーメンを作るとき、鍋料理の鍋のもとに必要な水を測るときに便利です。
カップラーメンに使うお湯が足りなかった…。
このメモリがあるおかげで、そんな失敗も防げます!
④安定感のあるポットの持ち手
持ち手部分を組み立てると、輪になって安定感のある持ち手になります。
ポットに水を満タンにしても、横ぶれすることがないぐらいです。
さらに、革のゴワゴワした手袋をはめていても、持ち手に幅があるためしっかり持った感触があります。
見た目のわりに安定感のある持ち手です!
地味だけど、嬉しいポイント!
⑤焚火に安心して突っ込める
アルミパーソナルクッカーはプラパーツや、取っ手のシリコンカバーがありません。
そのため焚火に直接突っ込んでも溶けるパーツがなく、安心して使うことができます。
気兼ねなくガシガシ使えるのは、アルミパーソナルクッカーの良いところです。
煤がついたクッカーは、なかなか味があって良いですよ!
アルミパーソナルクッカーの不満点
①食材がくっつきやすい
アルミパーソナルクッカーはかなり食材がくっつきやすいです。
フッ素加工がされてないため、お肉や野菜を焼いたり、目玉焼きを作ろうものなら大体くっつきます。
油を多めにひいたり、弱火でじっくり焼いたりしても完全には防ぐことはできません。
料理をあまりしないとはいえ、食材がくっつきやすいのは不満な点です。
②フタの取っ手がしまいにくい
フタの取っ手は外側にグイっと広げないとしまうことができません。
取っ手をスムーズにしまうことができないのは、ちょっとしたストレスになります。
しまいにくい分、取っ手を出したらしっかりロックされます。
これは長所でもあり、短所でもある点ですね…。
③500gとそれなりに重い
クッカーを持ってみると結構ずっしりと重さを感じます。
500mlのペットボトル飲料の重さと同じ重さです。
軽量性を重視するのであれば、チタン素材のクッカーを購入したほうが良いでしょう。
アルミパーソナルクッカーのチタン版だと329gになり、171g軽いです。
ただし、チタン版は\10,428と約2倍のお値段になります…!
まとめ:「アルミパーソナルクッカー」は5年も使い続けるほどに使いやすいクッカー
スノーピーク「アルミパーソナルクッカー」はソロキャンプで5年も使い続けるほどに、使いやすいクッカーです。
メスティンや登山用のクッカー、スキレットは使わなくなっていく一方で「アルミパーソナルクッカー」をソロキャンプに持ち出さない日はないほど…。
不満点はあれど、スノーピーク「アルミパーソナルクッカー」はソロキャンプのおともに最適と言える、懐の深いクッカーと言えるでしょう。
この記事がクッカー選びの参考になれば嬉しい限り…!
じっくり悩んで、自分に合ったクッカーを選びましょう!